少し間があいてしまったが、昨年9月以来の町田ゼルビア戦観戦。

学生時代に読んで衝撃を受けた色川武大の "ひとり博打" (ちくま日本文学全集に収録) 。その野球版とも言える本作の存在を知ったのは数年前だが、既に絶版となっていたこともあり、読む本リストに積まれたままの状態となっていた。しかしながら読み終えた今、それが大失敗だったことに気づく。もっと早く読むべきだった。
サイコロとチャート (一覧表) を使って架空の野球リーグを運営するという魅力的な遊びは、子供の頃に誰でも一度は試みたことがあるだろう (もちろん、私もやったことがある) 。 そういった遊びに惹かれる人ならば、読んで決して損することはない。
架空リーグと現実世界の交錯する様子、この内向的な遊びを他人に理解させることの難しさ、どれも胸が痛くなる。
鉄道&駅弁マンガ。
私のようなライトな鉄道ファンにも十分に楽しめる内容。 ストーリーはあるようなないようなといったものだが、次々とこれでもかと出される駅弁の魅力がたまらない。
歴史や地理などの知識は一度義務教育を終えてしまうとなかなかアップデートする機会がなく、子供がいる家庭以外では最新の教科書に触れることすらないのが普通だろう。
そんな知識を世代別にまとめてある本。 新たな発見による変更もあれば、政治的な理由と思われる変更もあり、様々な要因で教科書が変化し続けている様子が見て取れる。
そろそろメンバーも安定し、円熟期に入ってきた。 今が一番バランスのとれた時期。
残すところあと1シーズンとなり、しかも諸事情から再開がまず望めないのが分かってしまっているのが非常に寂しい。

ベースボーロジーは野球文化學會の刊行している論文集。まずは1999年に発行された第1号を読んでみた。
著者は比較的年輩の筋金入りの方が多く、"あの頃の「阪急ブレーブス」" や "外来語受容形態としての明治野球用語解説" 、 "「紀元ハ、二千六百年」下の日本職業野球聯盟" など、懐古系のコンテンツに力が入っている。このあたりはなかなか商業出版にのらないところなので嬉しいところ。
また、セイバーメトリクス的コンテンツとして、"野球における統計的解析" もある。こちらは野球でよく言われるジンクスの検証を行ったもの。 フランチャイズ効果のない高校野球においても後攻有利の傾向が見られるという発見は興味深い。とはいえ、近年の傾向はまた異なっている可能性も高いので、再検証が必要だとは思うが。
サブタイトルに "フェルミ推定" とあるが、フェルミ推定そのものの解説というよりも、それを土台にして "結論から"、"全体から" 、"単純に" 考える思考法を解説したもの。
いかにもコンサルタントが書きましたという本なので、そういった本が嫌いでなければ読んで損はない。 とりあえずサクサク読めてためになる (気がする) 一冊。
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