一時世間をにぎわせたフェルマーの最終定理。その当時の報道のほとんどはアンドリュー・ワイルズの業績に触れたのみであったが、実際にはそこに至るまでに多くの数学者たちの3世紀に渡る苦闘があった。
谷山=志村予想やフライの楕円方程式からフェルマーの最終定理に至るまでの流れがよく整理されており、一気に読ませる。また一般書だからといって数学の論理から逃げることなく、それでいて数学の専門家以外にも理解させる構成は見事としか言いようがない。おすすめ。
ミステリあり、ホラーあり、SFありのノンジャンルな短編集。
「ボクの死んだ宇宙」や「熱病のような消失」などの放り投げられたような作品はよく理解できなかったが、表題作の「フォア・フォーズの素数」はおすすめできる。
渋谷のCINE QUINTOでunknownを観る。
閉ざされた廃棄工場の中で、意識を取り戻した5人の男たち。毒性のガスを吸い込んだ彼らは、一時的な記憶喪失におちいり、自分が誰なのかも思い出せなくなっていた。ひとつだけ分かっているのは、5人のうち2人が人質で、3人が誘拐犯だということ。いったい自分はどちらなのか? 誰が敵で、誰が味方なのか? 混乱と疑念が渦巻くなか、一挺の銃をめぐって争いを繰り広げる男たち。そこに鳴り響く電話のベル。それは、誘拐犯のボスからのものだった。5人の間に広がる死の恐怖。ボスが戻って来たとき、自分が人質なら殺され、犯人なら罰せられるのは確実だ。タイムリミットの日没が迫るなか、「生き残り」という共通の目的に向けて結束する5人。そんな彼らの脳裏に、次第に断片的な記憶が蘇ってくる……。
というお話。
さすがに全員が記憶喪失という設定には無理を感じるが、そんなことを忘れさせるような迫力がある。ネタバレになるので書かないが、ストーリー終盤の怒濤の展開はお見事。
PCを使っているといろいろとキーアサインを変える必要に駆られるもので、猫まねきと窓使いの憂鬱を使用している。元々は猫まねきだけで必要としている用途には十分な機能があったのだが、USBキーボードに対応していないために、USBキーボード付のPCを仕事で使うことになったときに窓使いの憂鬱も併用するようになった。
キーアサインを変える目的の一つとして、IMEのON/OFFがある。今までは変換キー (HHKを使うときは右◇) でトグルするようにしていた。これはこれでデフォルトのAlt+半角/全角に比べて遙かに押しやすいのだが、現在IMEがONであるかOFFであるかを意識しなければいけないという大きな欠点はまったく解消されておらず、IMEの状態を間違えて入力し打ち直すことがしばしばあった。
そこで、今までのトグル式に代わり、無変換 (左◇) でIME OFF、変換 (右◇) でIME ONという設定にしてみた。これで、現在のIMEの状態如何にかかわらず、明示的にIME ONもしくはIME OFFの状態に変更できる。
猫まねきにはそのものずばりの設定があるのだが、窓使いの憂鬱にはトグルしかみあたらない。そこでちょっと工夫して下のようなものを書いてみる。
keymap Global key ~IL-変換 = A-半角/全角 key IL-*IC-無変換 = A-半角/全角
"A-半角/全角" は本来のトグルキーで、$ToggleIME が割り付けてある。"IL-" は現在IMEがONである状態を、"IC-" は変換中の状態をそれぞれ表す。また、"*" は状態を無視することを、"~" は否定を表す。ここでわざわざ "IC-" に "*" を付けているのは、デフォルトで暗黙の内に "~IC-" (正確には "~C-~M-~S-*NL-*CL-*SL-*KL-*IL-~IC-*MAX-*MIN-*MMAX-*MMIN-") が指定されているため。
戦闘糧食の三ツ星をさがせ!に比べると収録されているレーションの種類が少なく、先進国に偏っている。しかしながら、この値段でオールカラーな上、レーションはもちろん、メスキットの写真や歴史資料も多数含まれているのが嬉しい。

S原氏とbjリーグ観戦。所沢市民体育館の埼玉ブロンコス vs. 新潟アルビレックスBB。bjリーグ立ち上げに大きく関わった2チームの対決。bjリーグの試合を観戦するのは初めてだが、十分に楽しめた。
tDiaryの脆弱性に関する報告を知りながら諸事情があり2.0.1を使い続けていたが、さすがに観念して2.0.2に上げてみる。
単純にtDiaryを入れ替えるだけならばそれほど大きな手間ではないのだが、付随して色々な作業が必要となる。今までruby 1.6.8で運用していたが、2.0.2は1.6系を切り捨てているので、rubyの入れ替えから行う必要があった。さらに、現在借りているサーバはrubyをサポートしていない上、makeができない環境 (以前はできていたのだが、いつの間にか制限されていた。もちろん、もともとサポート対象ではないので、文句が言える筋合いではない) 。そのため、手元でごにょごにょしてからバイナリで持っていく必要がある。で、手元でバイナリを作るには自宅に2.4系カーネルのLinuxを準備する必要があって、というわけで面倒さに負けていた。しかしながら、ここにきてまたamazon.rbの書影問題が発生し、さすがに上げざるを得なくなった。amazon.rbの最新版はもう1.6.8上では動作しなくなっている。
やむを得ずrubyの入れ替えから行うことにする。手元のPC上にVMware ServerとCentOS 3.8 (3.xは2.4カーネル、4.xは2.6カーネル) を入れ、その上でruby 1.8.5をmakeし、binとlibをコピーする。
tDiary自体のアップデートは、2.0.2のパッケージを展開して新バージョンのサイトを作り、動作確認をしてから、現在のものと差し替える。基本的には、tdiary.confの書き換えと、いくつかのファイルのコピーだけ。tdiary.confには、今回は新たに @options['csrf_protection_*'] が加わったので、古いtdiary.confの単純なコピーではなく、手でマージをする。また、@styleにtDiary以外のもの (たとえばWiki) を使用している場合は、./misc/style/*/から./tdiary/に*_style.rbと*_parser.rbをコピーする必要がある。元々データ部は分離されているため、2.0.1の環境から引き継ぐファイルはあまり多くない。自作のプラグインやテーマ、それとimage.rbの画像データ (デフォルトでは./images/にある) くらい。

2年強ぶりに携帯電話を買い換えた。特に現在のA5406CAに不満はなかったのだが、さすがに電池がヘタってきたのと、クレードルとの接触金具がバカになってきたのとで。
今回もCASIOのW43CAにした。メーカーを変えると新しい機種の操作を覚えるのが億劫というのと、やはりクレードルの便利さに慣れてしまったのと。
インプレッションはまたそのうち。
前作の食卓の安全学に続いて読んでみた。前作はメディアリテラシーに重点を置いていたが、今回は農薬にフォーカスした内容。
普段は危険性ばかりが指摘される農薬だが、現在どのような規制が行われ安全が確保されているのか、またその厳しい規制によりマイナー作物たちにどのような影響がでているのかをわかりやすく解説する。また、2006年度に導入されたポジティブリスト制の解説も充実している。おすすめ。
久しぶりな小田急コンパ*1。
S藤先輩のお子様 (2歳) に煽られ飲まされ潰され、結局先輩宅に泊めていただく。
先輩宅では各種映画やアニメなど観ながらまったりする。その最中に見せてもらった超合金魂 GX-34 ガンバスターがかなり良いデキで惹かれる。
*1 大学の陸上競技サークルの小田急沿線のメンバーで開いていた激しい飲み会
スキーマに引きずられてしまうことで間違った「わかったつもり」になってしまう、というのには同意。ただし、これは読み手にばかり注意を促す問題ではなく、書き手の側でミスリードをしない書き方をする方が重要だとは思う。
また、読みを深めるための具体的なテクニックにやや乏しいのが残念。文中では、補助として表を作ったり文章構造を図示したりといった方法をとっているが、これといった汎用的な方法が示されていないように思う。
ToDo/ToBuy