よく見かける金融広告を例にとり、その商品がなぜダメなのかを解説する。金融広告の例はさすがに実物ではないが、どれもどこかで見たことがあるようなもの。例えば、「年10%のオーストラリアドル定期」、「8年ものの年1%定期預金」、「ファンド・オブ・ファンズ」、「毎月分配型投資信託」など、どれもこれもよく見かける商品ばかり。
この本を読んだからと言って、どの金融商品を買えば良いのかがわかるわけではないが、少なくとも絶対に買ってはいけない金融商品ははっきりとわかるようになる。投資に手を出す前に一読することを強くお勧めする。
いろいろ諸事情あって、人生初の英会話スクールに通うことを検討している。ところが、引っ越し先の近所のものを何軒かまわって情報収集してみると、イメージしていたものと少々異なることがある。
文藝春秋やふらんすに掲載された原稿に書き下ろしを加えた、誤訳や誤解に関するエピソード集。
表題にもなっている、日本人批判とされる言葉の誤解がおもしろい。ウサギ小屋、日本人は12歳、エコノミック・アニマル、これらの言葉は日本人批判として知られているが、本来は否定的な意味を持っていなかった。これらの言葉がなぜ誤解されるに至ったのか、ECの報告書、マッカーサーの上院答弁などの原典にあたり検証している。これらの誤解は、相手の言語に対する知識不足や発言背景への理解不足が元で生まれ、一人歩きをするに至ってしまった。
上記、竹内文献、東日流外三郡誌、秀真伝といった有名な偽書がどの様なプロセスで人々を魅了するに至ったのか。と学会の様におもしろおかしく紹介するわけでもなく、また少数の有名偽書を深く掘り下げる形式なので、正直言って骨太すぎるところもある。
しかしながら、捏造が行われるプロセスとして "言説のキャッチボール" を重視しているのは興味深い。これは、捏造者が他の専門家 (捏造に携わっている自覚なし) との対話で得られた情報を取り込み、出土品を "創造" するということ。類例としては、(偽書ではないが) 上高森遺跡の捏造があげられる。藤森氏は東北旧石器文化研究所の理事長である鎌田氏の見解を取り込んだ形で捏造を行った形跡もあるとか。
日本と欧米諸国の食生活パターンの違いを元に、宗教や身分制度、結婚観、果ては社会意識の違いまでを解明する。
少々コジツケにみえる論旨もあるが (本書の性質上、食生活以外のところをバッサリと切り捨てているのでやむをえないが) 、自分が触れてきた欧米諸国の人々を思い出してみても非常に共感を覚えるところが多い。
40年前の本なのでさすがにデータが古くなっているところもあるが、論旨自体は今でも古さを感じない。
個別の商品選びよりも、どのタイプの金融商品に資産を配分するかの方が遙かに重要という趣旨には強く同意。
金融商品の解説は、株、債券、投資信託(ETF)、不動産(REIT)、外為と、一通り押さえられている。それぞれの解説も中立を意識しているようで、例えばインデックス投資とアクティブ投資の双方を並列に扱っており、優劣については明示的には述べていない。
また、プランニングの例が10万円コースからのせられているのも、これから資産運用を考えようという人には親切 (実際には10万円では効率的な運用は難しいが) 。ただし、著者はマネックスの中の人のため、挙げられている商品例には少々偏りがある。その分は適当なものに読み替える必要がある。
リバタリアン (自由原理主義者) である著者が、「自由」とは何であるかを語るため、あえて本来は不道徳と思われる者たちを擁護する。売春婦、麻薬密売人、恐喝者、ダフ屋、闇金融、幼い子どもをはたらかせる資本家等は、現代社会では不道徳と見なされているが、リバタリアンの視点から見ればどれも何の問題もない人間同士の自発的な取引に過ぎない。
本書は橘玲氏のカラーが強く出た一冊となっている。翻訳はかなりの超訳で、日本の現状に合わせた大幅な改版をおこなっている (例えばSlandererとLibelerを2ちゃんねらーと訳すなど) が、論旨は保たれる様に細心の注意がはらわれている。また、まえがき代わりに橘氏の「はじめてのリバタリアニズム」が収められているが、これもお勧め。
野球そのものの話よりも、組織論やリーダー論が中心。スワローズ時代の自慢話が少々くどいが、野村監督が指導者として確固たる意識を持っていたということが伝わってくる。
個々の戦術レベルの話を期待する人にはお勧めできない。配球論や打者のタイプについてもいろいろと語られているが、根拠となるデータが全く示されていないので何ともいえない。スワローズ時代に膨大なデータを集めたという趣旨のことは書かれているが、それを活用した過程については全く触れられていないのが残念。
ToDo/ToBuy
_ ivaukb [Hi My Name Is ivarmz.]