まずは、定番の血液型人間学批判とバーナム効果のお話から。この辺はあまり新しいことではないが、わざわざこれを載せているのは、多くの心理テストが血液型人間学と同じレベルだということを示していると思われる。
その槍玉に挙げられる心理テストは、ロールシャッハテスト、YG (矢田部ギルフォード性格検査) 、内田クレペリン検査といった定評あるもの。
YGは、自分も就職活動中に受けたことがあり、その批判は特に興味深い。YGについてはデータの捏造、根拠のない分類、再標準化を行わない質問項目の入れ替え、統計処理の誤りなど、多くの問題点が指摘されている。また、自身がテストを受けた際に感じていたことだが、YGの被験者は簡単にウソがつけ、またそれを見破るための尺度もない。
全体的に独善的なトーンなので、心理学の専門家でない人間としてはどこまで信じて良いものかと思わせるところもあるが、心理テストというものがそれほど万能なものではないということが見えてきただけでも本書の価値はある。お勧め。
最近引っ越しを検討しており、間取り図を眺めていることが多いので、うっかり購入。
ただヘンな間取り図を集めて笑うだけの本なのだが、面白い。引っ越し先の選定には全く役に立たないが。
値段の割にちょっとボリューム不足な感があるのでそこだけは残念。
サッカーに関連した仕事を集めた本。Jリーガーはもちろんのこと、マスコミ、チームのフロント、ターフキーパー、果てはグッズショップの店員からホイッスル職人まで、サッカーに関する多くの職業を取り上げている。単なる夢としてのお話ではなく、現実的な年収や雇用形態、その仕事に就くまでの道まできちんと取材しているのは素晴らしい。
条件面だけを見ると、厳しい仕事が多いのも事実。正社員ではない、単年契約や派遣契約の仕事も多い。収入面を見ても、ヘタをするとフリーター程度しか稼げない仕事もある。正直なところ、好きでないとやっていられない部分も多いとは思う。
そんな中、きちんと正社員契約で働ける職場として、Jクラブを抱える自治体、競技場の管理に係る仕事、関連用具メーカーなどは魅力的な選択肢に思える。採用倍率や配属の運の問題はあるけれど。
池袋シネマサンシャインで鑑賞。朝一の回だったせいか、客の入りは3割程度。
映画は第二次世界大戦末期の1945年、ソ連軍によるベルリン包囲からドイツの無条件降伏までの12日間のみを描く。おそらく、ヒトラーとナチスがしてきたことには一切触れない点が、エルサレムポスト紙の「ドイツは虐殺の歴史を取り繕い美化している」というコメントにつながっている。しかし、自国の忘れたい歴史から目を背けずに注視する姿勢はもっと評価しても良いと思う。
ブルーノ・ガンツ演じるヒトラーが実に良い。戦況が不利になっているにも関わらず、自身の作戦に固執して癇癪を起こす小さな人間を見事に表現している。戦況が悪化するに従って、ヒトラーは求心力を失っていく。ゲッベルスらごく一部の忠臣を除いて、皆敗勢を悟っているのだが誰もヒトラーに進言することができない。ナチスの組織としての脆さというものが、空気として伝わってくる。
映画は2時間半以上あるが、一度も気を逸らすこともなく、最後まで引き込まれたままだった。映画が終わってスタッフロールに入るとパラパラと立ち始める人が出るものだが、この映画は館内が明るくなるまで誰も立ち上がらなかった。

愛用しているuni-ball シグノのクリップが折れた。妙に悲しい。
普段このペンは超整理手帳の背中に引っかけているので、クリップがないと非常に不便。とはいえペンとしての機能には問題はないだけに捨てるわけにもいかず (100円のペンだが、私は貧乏性なので絶対に捨てられない) 、余計に悔しい。
しようがないので、同じペンをもう1本買ってきてキャップを付け替えた。もちろん新しい一本は今の一本のインクが切れたら差し替える。今度からインク切れのペンを捨てるときにはキャップだけは保管しておくか……?


まずは麻雀欲から。
久々の新店開拓はLOVE2ボンバー。普通の0.5のお店で、ルールは特筆することもなし。
サービスやマナーも上々で気持ちよく打てた。また、終了時に成績表をくれるのはポイントが高い。行動圏内にあればまた行っても良いお店だが、さすがに渋谷は圏外なので厳しいかも。
続いて映画欲。
渋谷シネ・ラ・セットにて鑑賞。50席程度の小さい映画館。後ろ半分の客席はいわゆる普通の映画館の座席だったが、前半分は応接セット風の珍しい作り。お盆休み中なのと、水曜日割引 (水曜日は1000円に割引) のせいでほぼ満員。
映画自体は実にユルい作品。ストーリーはあってなきがごとしなので、小ネタにニヤニヤするための作品かも。キャッチコピーにも「脱力系」とあるし。その小ネタの質は高く、キャストもやけに良いので、脱力系なのを期待していくのならば非常にお勧め。
共著の体裁になっているが、メインは山崎さんの方。くらたまファンの方には物足りないかもしれない。
ダメ会社を身も蓋もなく斬りまくる。実に痛快。就職活動中の学生さんに是非読んでもらいたい。事例は金融業界中心だが、他の業界にも当てはまる処世術やノウハウも盛りだくさん。もちろん、今の職場を見つめ直したい向きにもお勧め。
我々は普段から職場やサークルなどで、無意識に他の人とキャラがかぶらない様に行動しているわけだが、それを理論立てしたものがポジショニングマップ。
ただし、例題として用いられているのが、七人の侍、プロ野球、サッカー、ショムニ、太陽に吼えろ、と、ちょっと偏っているのはいかがなものかと。これらの知識がない人へのフォローは一切ないので、そういった人々には例題がまったく理解できないのでは。私はスポーツ関係は非常によく理解できたが、テレビドラマ関係はまったく理解できず読み飛ばすしかなかった。読者全員が知っている例題を探すのは難しいとは思うが、もう一工夫欲しいところ。
また、実際にポジショニングマップを作成するにはコレスポンデンス分析などの手法を用いる必要があるが、それらの説明はほとんどない。関連ツールへの言及もあまりない。
ところで、この本を読んでいて見直したくなって七人の侍のDVDを購入しようとしたが、エラく高い。最近のハリウッド映画を中心としたDVD値下げの流れに逆行している。確かに名作だというのはわかるが、もう十分に元は取ったはずなのだから、そろそろ多くの人に観てもらえる価格で出しても良いと思う。
仕事でいろいろと文書を作ることが多いが、句読点の不統一に悩まされることがある。元々、日本語の句読点は複数の組み合わせが使用されている。代表的なところでは、以下の三つの組み合わせだ。
おそらく、電子的なテキストでは「、」「。」の組み合わせがもっとも広く使用されているものと思われる。これは、日本で一番広く使われているFEPであるMS-IMEの初期設定が「、」「。」なため。
かくいう私も「、」「。」を主に使用している。句読点を指定されている場合はそれに従うが、最後に一括変換をすることも多い。
「、」「。」を使用しているのは、比較的消極的な理由だ。まずは、FEP (私の場合はMS-IMEではなくATOKだが) のデフォルト設定が「、」「。」であるため。それに、コピー&ペーストでの文書の再利用を考えると、多数派にあわせておいた方が何かと便利だ。横書きにするのならば「、」はあまりすわりが良くないので「,」を使いたいという気持ちも分かるが、本来は西洋の句読法の記号である「,」と東洋の (漢文用の) 「。」を混在させるのはちょっと違和感がある。「,」「.」ならば組み合わせとしては問題ないように思うが、実際に日本語の漢字混じり文と組み合わせると「.」が弱すぎるように感じる。
仕事上、自分の使用している「、」「。」以外の句読点を使用している文書を手直ししたりしなければならないこともある。うっかりすると様々な組み合わせの句読点が混在してしまう上、「、」「。」以外の組み合わせわざわざ選んで使用している人々はそれなりにこだわりがある人である確率が高いので、面倒なことになる場合がある。というか、なんでもいいから統一して欲しい。こんなことでいちいち手間をかけたくない。
そんなことを考えながらさまよっていたら横書き句読点の謎という文書を見つけた。しっかりまとまって、今までの句読点の歴史も俯瞰できるが、結論は
それ以前に,誰も何も考えていないフシがある.
ということらしい。納得。

ジョニーの1年ぶりの一軍登板。もちろん、千葉マリンまで駆けつけたが、大混雑。海浜幕張駅前で既に当日券が残っていない旨のアナウンスがなされていた (私は事前にコンビニでチケットを入手) 。右翼のサポーター席は満員で左翼側へ大きくはみ出し、内野席は内野席で2階席までほぼ満席状態。ジョニー人気の健在ぶりを伺わせる。まあ、そういう私もジョニー目当てに千葉まで来ているわけだが。
試合は黒木-藤田-藪田-小林雅の完封リレーで4-0の完勝、と書くとさも楽勝だったように見えるが、実際にはかなりヒヤヒヤした場面も多かった。例えば初回、いきなりの連打と暴投で一死二・三塁というピンチを招きながら、ガルシアを二直併殺にとって、なんとか切り抜ける。吼える黒木。久しぶりに野球を観てアドレナリンが出た。その後も黒木は毎回の様に得点圏に走者を抱えながら、何とか要所を押さえて凌ぐピッチング。味方の好守やツキにも恵まれた。
勝負の山場となったのは7回表。ここまで何とか無失点で凌ぎ2-0のリードを守ってきた黒木だが、またも安打と四球で二死一・二塁のピンチを招く。嫌な空気が漂う中、ボビーは左の強打者後藤に対して左腕の藤田を投入する。対するバファローズは右の水口を起用。長打を浴びれば一気に同点や逆転まである局面であり、そうなれば黒木は勝利投手の権利を失う。満員の観客のほとんど全員が黒木の復活を信じてきている中、何が何でも打たれるわけにはいかない。そんな重圧の中、藤田は水口を2球で追い込み、3球目の勝負であっさり遊ゴロに仕留める。沸き上がる観客。この試合の陰のヒーローは実は藤田ではないかと思う。
その山場が過ぎれば後は楽なもの。7回裏には、李、里崎のソロ2本が飛び出し、4-0で試合を決める。その後は藪田-小林雅の盤石のリレー。
もちろんお立ち台はジョニー。感極まったジョニーのインタビュー後は、マリンビジョンに黒木の復活への軌跡をまとめた映像が流される演出もあり、最後までその余韻に浸ることが出来た。わざわざ千葉まで片道2時間をかけて行った甲斐は十二分にあった。大満足!
マリーンズ (当時はオリオンズ) の歴史を追っていくと必ずその名前に当たる大打者、榎本喜八。しかし、私が生まれたときには既に引退していたため、残念ながら生でその打撃を観たことはない。そのため、私の中での榎本喜八のイメージは、沢木耕太郎の "さらば宝石" (これは本人へのインタビューができず周辺取材をまとめたもの) での陰のある雰囲気や、各所から伝え聞く、試合前に座禅を組むといった奇行の印象ばかりが先行していた。
本書はその榎本喜八本人へのインタビューに成功し、その野球人生を見事にまとめている。天才が壁に当たり、苦悩の末に合気によって体の使い方すべてを見直し、さらに高い境地を目指す姿。一方で、後輩の王貞治への嫉妬など、榎本の人間らしい感情も余すところなく伝えている。お勧め。
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