世界22カ国のレーション (戦闘糧食) を実際に食してレポートした労作。兵士の食事というのは軍事の中で一番人間に近く現場の生活が見える部分で、実に興味深い。各軍ごとにお国柄が見えるのも良い。
残念なのが、紹介されているレーションの多くが一般人である読者には入手不能であること。米国のMREあたりはその手の専門店やインターネット通販で放出品を見かけるが、その他のレーションはまず普通には入手できない。中越地震以降、非常食として備蓄したいという需要もあると思うのだけど。なお、著者は軍事ジャーナリストであり、取材の度に各軍の広報担当からレーションを頂戴していたらしい。
3巻までまとめ読み。
刑務所の囚人たちが年に一度の楽しみであるおせち料理をかけて旨いものの話をする、というその設定だけでもう勝ちは決まったようなもの。
どれもこれも庶民的な料理なのだが、このシチュエーションと土山先生の絵で迫られるともうたまらない。おすすめ。
ToDo/ToBuy